オレゴン州東部にあるジョン・デイ化石層国定公園(The John Day Fossil Beds)は、北米で最もアクセスしやすく、また豊富な種類を誇る化石層である。 また、非常に珍しい様々な地質的歴史を有しており、涸れ谷に沿って、その様子を現代の我々も見ることが出来る。 ジョン・デイ化石層国定公園は、シープ・ロック(Sheep Rock)、ペインティッド・ヒルズ(Painted Hills)、クラーノ(Clarno)の3つの場所を含んでいる。 この3ヶ所は、豊富な化石を有している上、この地域の地質的歴史の殆どを網羅している。 まず、最も新しい化石層であるピクチャー渓谷(Picture Gorge)は、1500万年前に終了した噴火による溶岩流に覆われている。 この渓谷のちょうど西側が、シープ・ロック(Sheep Rock)である。この岩盤における一番高い溶岩層は、前述のピクチャー渓谷の最下部の時代と同じものである。涸れ谷に沿って下っていけば、時代を遡ることが出来る。 シープ・ロックから涸れ谷の対岸が、トーマス・コンドン古生物学センター(Thomas Condon Paleontology Center)とキャント牧草地帯(the Cant Ranch)である。 溶岩流の下は、今日よりも暖かく、湿った気候だった頃の化石を含む火山灰の厚い沈殿物が横たわる。 より古い火山群が東側に、新しい火山群が西側にあり、火山灰と共にこの地域を覆っている。 およそ2600万年前、この辺りは広葉樹の森林であった。 シープ・ロックの最下層は、2800万年前のものである。 フォッスィル(Fossil)の街にある、ウィーラー高校(Wheeler High School)の裏側が、一般に公開されている化石層である。 ここでは、ちょっとのお金を出せば、3200万年前のメタ・セコイア森林から出た化石が見つかる。 ペインティッド・ヒルズ(the Painted Hills)では、様々な色に彩られた化石層から、3500万年前、温暖→冷湿→乾燥へと気候が変化した様を見ることができる。 化石層内の粘土の中にある、鉄酸化物、マンガン、マグネシウム、ゼオライト、オパールらが、素晴らしい色とりどりの景観を作り上げている。 ここの美しい化石層は、シープ・ロックの層よりもさらに古く、土地や生物は、現在とは全くちがう様相を呈していたと思われる。 4000~4400万年前のクラーノ(the Clarno)の絶壁群は、最も古い化石層である。 当時の気候は、より湿度が高く、火山灰の火山泥流による土砂崩れを引き起こし、ほぼ熱帯雨林に近い環境で生息していた生物を埋没させた。 化石層を形成する前の、およそ7000万年前は、ここはオレゴンの海岸線であった。 キャント牧草地帯に近いグース・ロック(Goose rock)は、1万年前、熱帯のビーチであった。 2万年前の恐竜時代は、ここは熱帯の海であったのだ。
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